シルクロード パキスタンへ
国境の町 スストへ
国境の峠 クンジュラブ峠を越えると そこはパキスタンになる。
ここからは 中国の国道314号線と離れて カラコルム・ハイウェイになります。
しかし 私達日本人が考えるハイウェイとは 全く異なります。 私達は ハイウェイと言うと自動車用のシッカリと舗装されて 二車線が有る路を想像するのが普通だと思います。
しかし このカラコルム・ハイウェイは 確かに自動車は走れますが 車が擦違うのがやっとの狭い路で 舗装も所々が傷み 決して快適な旅は出来ません。
このカラコルム・ハイウェイは 中国の全面的な援助で作られた路と 言ってもいいと思います。
この写真は カラコルム・ハイウェイがフンザ川沿いに走っている所です。
写真の 右側の山沿いに走っています。 川の中央の所に 吊り橋が架かっています。
こんな所に 橋を架けて 一体何処に行く人がいるのだろうか? と私達は考えてしまいそうです。
この路を走って行くと 路の途中で昔の交易に使われた路(昔のシルクロードと説明されました)を 険阻な岩山の中腹に見れます。
でも この写真でも 何処だと説明するのは とても大変ですね。
ただ こんな木も生えていない岩山の中腹を 当時は山賊の襲撃を警戒しながら行き来したのは 本当に大変だったろうと 想像しました。
峠を通ってからは スストの町までは ハイウェイ沿いには町らしい町は全くありません。
出入国の手続きはスストで
中国とパキスタンの関係は 表面上は良い関係なのです。
それは この両国が かってインドと緊張関係を持っていたことが原因です。
まぁ 「敵の敵は 味方」みたいな者なのでしょう。
この辺は この三国を含めてこの地域の現代史を見れば 明らかになると思います。
特に インドとパキスタンとの血で血を洗う戦争の歴史は 凄まじいもので有ったと 色々な書物に書いてあります。
ですか 中国からパキスタンへの入国の手続きは 平穏に このスストの町の事務所で行われています。
スストの町には 中国との交易の中継ぎ地点でもありますので ハイウェイ沿いには 色々なお店が有ります。
しかし 町の人達の服装や顔立ちは ここがもう 中国ではないのだと ハッキリと分かります。
このスストの町を経由する カシュガルへの路も 平均5月から11月頃の季節で 後は雪に閉ざされしまう。
この写真を撮った日は まだ9月の上旬でしたが 峠の辺りには雪が舞い 寒い日でした。
ガンダーラに向かい 仏教を考える
このカラコルム・ハイウェイは昔のシルクロード沿いでもあります。 この路をガンダーラに向かう事は 仏教の教えを溯る事でもあります。
当然 このハイウェイ沿いにも 幾つかの仏教に関した遺物が有ります。
これから ガンダーラに向かいながら 仏教の昔に溯る事 原始仏教もしくは初期仏教に付いて考えてみたいと思います。
特に ガンダーラは仏像の発祥の地でもあります。 その様な想いに耽るには最適な所とも言えます。
それでは 次回は 風の谷のナウシカの舞台と言われたフンザの中心
カリマバードに 向かいと思います。
しかし 日本は 現在 深刻な経済不況です。 また パキスタンも同じように世界的な金融恐慌の影響を直撃されて 地方は部族支配(地方軍族です)とイスラムの原理主義的な復権が台頭しています。
本当に 旅が難しくなっています。
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