シルクロード カラクリ湖へ
パキスタン国境への道
カシュガルを出発して ゲズ河沿いに国道314号線をパキスタンとの国境の町タシュクルガンに向かいます。
この国道314号線は 私達が過ぎて来たウルムチからクンジュラブ峠までの約1800kmを走っています。 このカシュガルからの路も この5年前位には綺麗な2車線の舗装道路になっていて 中国内陸部の開発のスピードを実感します。 綺麗になる前までは 落石しそうな切り立った岩山の下などを穴ぼこばかりのガタガタな路でした。
カシュガルを出て ゲズ河沿いにカラクリ湖を目指すと左側の ゲズ河の向こう
側に昔のシルクロードの路の跡を見る事が出来ます。
この写真の手前の少し平らな所には 当時の宿場の跡だと説明されました。カシュガルの標高は 約1200m位でこの辺りは 概ね2500m位は有ります。写真でも 後ろの方の山の厳しい感じが分かると思います。
この山並みは8611mのK2を含むカラコルム山脈の一部です。
玄奘三蔵も インドからの帰路にこの付近の路を唐の国に向けて帰ったと思われています。
この写真の路では 右から左に向かったことになります。
国道314号線を更に走ると カラクリ湖の手前に もう一つ湖が有ります。
この湖は 高度3150m位の所に有るウロン湖です。
湖は塩湖になっています。 だから厳しい冬でも水は凍結することがありません。湖の周りに放牧されている羊達は 夏の季節にこの周辺で飼育されて 冬に成ると 下の方に降りていきます。

写真を拡大して見て貰うと 分かりますが向こう側の山の下の方にある雪のような物は 風で削られた砂だと説明されました。
もしも そうならば とても生活するには 過酷な環境だな と思います。
このウロン湖を通り過ぎて 更に進むとカラクリ湖があります。
このカラクリ湖は 概ね3500m位の高度に有ります。
湖の向こうに連なる山は 7719mのコンガール山などです。
山々の間には 氷河の一部が迫り出しています。
何か 本当に雄大な感じがして 厳粛な気持ちにさせられます。
この時は 外気温は14度位でしたが 風が強くて 本当に寒く感じられました。 湖の水に手を入れてみましたが 冷たい!て感じではなくて 意外でした。
このカラクリ湖の横の国道314号線に立って 風景を眺めているとガタガタと一台のバスが走って来ました。
バスには 多くのパキスタン人が乗ってこちらを見ていました。
思えば このカラクリ湖から中国・パキスタン国境のクンジュラブ峠まで 約300kmなのです。 あのバスは カシュガルからパキスタンの国境の町スストまで走っているのです。
旅をしていると 何時でも 一つの目的地に行くと 必ずその先はどうなっているのだろうか? と 思うことばかりです。
そんな事で良いのだろうか と思いながら次回は 更に先に行きたいと思います。
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