シルクロードで民族を
改めて 民族を考えてしまう
ここまで旅して来て 何度かは民族のことに触れてきました。 その大部分は現在の新疆ウイグル自治区と呼ばれているように ウイグルの人達の事でした。私達の様に 基本的には(良く見れば違いますが)一民族一国家のような雰囲気の中に暮らしていると あまり実感として強く感じられない事ですが かなりの国は多民族一国家だったり 他民族と近接して緊張感を強いられているのが多いのはないでしょう。
さらに近年は 様々な理由によって(中でも強い要素が宗教ですが)異民族の共存より分離・独立の流れが強まっている様です。
これは 世界のグローバル化に対する一つの明確なアンチテーゼではあります。グローバル化が良いか 悪いか と言う事は保留して現実は 凄い勢いでこのタクラマカン砂漠にも進行しています。
その象徴的な巨大施設が これから向かう砂漠公路であると考えて良いと思います。 この砂漠公路の建設目的は タリム盆地内の膨大な石油資源の採掘とその運搬にあります。 中国が 80年代から改革開放経済に舵をきり 市場社会主義と言う「先進的」な形で世界に組み込まれて行く路を選んだ時に これもお決まりの 強収奪による資本の原始的蓄積を 行わざるを得ませんでした。
しかし これを民族の側から見ると ウイグルの人達は自分達の資源を漢族に収奪されていると感じる人達もいるのでした。
それは 今回ラサでのチベット族の強い抗議活動の底流に 青海鉄道の開通を通して漢族による経済的な収奪や移住による支配の強化に対する直線的な反発が感じられるのと 近い物が有ると思います。
特に 近年は漢族の人達は 経済的な飛躍によって自信をつけていて それが一部では 他民族に対する強圧的な接し方として現れているように感じられます。 また 現在の中国の体制では この民族問題を冷静に考える雰囲気はとても作れないと思います。 難しいですね。
それでは 砂漠公路に行きます
砂漠公路は 天山南路の町クチャの外れから 西域南路の町のニヤの外れまでの 長さ約500kmの路です。
クチャの方から来ると 砂漠に入って直ぐにタリム河を渡ります。 このタリム河の辺りが 高度では約930m位で一番低くて それから徐々に高度を上げて行きます。
それとともに 砂礫交じりの砂漠からこの写真に有るように ホントウの砂漠 と言う感じにの場所になります。 こんな所を 駱駝で旅するなんて 大変な事だと思います。 走っても走っても バスで見ていても砂ばかりなのです。
そんな 路をひたすら走っていると 前方に見えて来るのが この小さな町です。 コンテナを改造したお店が 路沿いに建ち並んでいます。
そこには 小さな子供もいます。
路沿いに有るお店の裏に行くと そこはまた 砂漠がずっーと続いています。
ほんとに 人が生きて行くエネルギーて凄いなて 感心してしまいます。
この町を通り過ぎて ニヤの町に向かいます。ニヤの町は 高度では約1300M位ですから 崑崙山脈からの雪解けの水がホータン河などになってタリム河に向かって流れているのが分かります。
そんな訳で 今回はここまでです。
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